2008年 11月 の投稿一覧

きんぱね㈱関東支店講習会

11月14日に東京都江戸川区の船堀タワーホールの1室で「きんぱね㈱講習会」を開催しました。

きんぱね㈱の主要営業項目である貯水タンクについて、お取引の皆さんに理解を深めて頂こうと開催したものです。

また今回、簡易専用水道検査員の方も多数ご参加頂きました。

司会進行の志田君です。大分緊張しております。
その割にはカメラ目線ですか?

「貯水タンクの主な劣化現象と要因及び処置方法」について、パワーポイントで説明させてもらい、その後実際の施工の様子をDVDで見て頂きました。

今回特別講師として、㈱エフエムの坂井課長にお越し頂きました。

貯水タンクの受水槽には不可欠な、定水位弁を作られている会社です。
定水位弁とは貯水タンクの中に一定の水を貯めるようにする流入装置です。

この定水位弁がどんなメカニズムになっているのか?
また正しい取り扱い方法やメンテナンスについても、実物で分かりやすく説明してもらいました。

皆さん興味津々の様で、休み時間まで質問が飛び交っておりました。
坂井課長本当に有難うございました。

当社の施工方法についてもたくさんのご質問を頂きました。

しっかりお答えしている?僕です。ご理解頂けましたでしょうか?

きんぱね㈱ 安藤関東支店長の挨拶で無事閉会となりました。

今回全体に少し時間が足らなかったように思いました。
次回の反省点に致します。

これからも機会があるごとに講習会を開いていきたいと思います。
次回は5月に予定しています。

またご案内いたしますので、振るってご参加の程、よろしくお願いいたしますm(_ _)m

FRPパネルタンクの内部補強と補強材の取替工事 パート3

いよいよ内部補強材の取り付けです。

内部パネル接合部FRP樹脂ライニング工事を施して強度がアップした補強材貫通部分に穴を開け直してステンレス製ステーボルトを通します。

通してから微妙なテンション(張り具合)を調整します。
この調整に前回記載したターンバックルが活躍するんです。

6角の長~いナットの様なものがターンバックルです。
中に順ネジと逆ネジが切ってあり、回すとこの中にステーボルトが出たり入ったりして微妙な長さの調節が簡単に出来るんです。

テンション(張り具合)をしっかりと調整してタンクのバランスを改善します。

全ての補強材を復旧して完成です。
内部パネル接合部FRP樹脂ライニング工事で漏水の要因がなくなり、タンクの強度も大幅にアップしました。
また伸びてしまったステンレス製ステーボルトを微調整が利くターンバックル付きステンレスステーボルトに交換することでタンク全体のバランスを改善して新品よりも強いタンクに生まれ変わりました。

生まれ変わったFRPパネルタンクお水を張り、仮設配管から切り替えます。
仮設配管と仮設のポンプ室ドア等を撤去します。

仮設タンクも撤去して、車に積み込みます。
仕事は収めが肝心です。
汚れた部分は無いかしっかりと清掃して復旧いたします。

施工後です。
今回の工事は内部だけでしたので外観からは分かりませんが、その強度は大幅にアップされています。

設置後23年も経っているFRPパネルタンクですが、完全に生まれ変わりました。
後はマンションの鉄部塗装等の時期に合わせて、外部劣化防止コーティング工事を施せば、マンションがある間は、貯水タンクを取り替えずに済みます。

お問い合わせはきんぱね株式会社へお気軽にどうぞ

フリーダイヤル0120-109513(タンクのコイさ)

FRPパネルタンクの内部補強と補強材の取替工事 パート2

FRPパネルタンクの内部補強と補強材の取替工事 パート2

施工前のタンク内部の様子です。
内部補強方式のタンクで、内部には縦横斜めに補強材が張り廻らされています。
このうちステンレスのステーボルトと言うものがあります。
これはステンレスの12mm¢の長い丸棒で、1m単位でロングナットで締結されています。
そしてパネルが外へ開こうとする水圧の応力に対して、水平にFRPパネルを支えている補強材です。

FRPパネルの接合部の十字部分に当たっているプレートにFRPパネルを貫通して外で締結されています。

これが長年の間に伸びてきて、タンク全体のバランスを崩して漏水が発生するのです。
長さを調整して付け直せば良いんでしょうが、ロングナットの締結部は長さ調整がほとんど出来ません。
さらに外のプレートの部分でステンレスのナットが焼き付いてしまい、切らないと外せない状況になっています。

補強材を外している途中の写真です。
水槽内部の補強材は片槽づつですが全て外してしまいます。

まず、内部パネル接合部FRP樹脂ライニング工事を施して行きます。
FRPパネル接合部にサプライマーを塗布します。

200mm幅×1,000mmの3枚積層したFRP樹脂を施工面に順次貼り付けて行きます。
脱泡ローラーでしっかりと接着させ、空気を抜いて行きます。

交換するステンレス製ステーボルトです。
2.0mが24本 3.0mが18本です。
当社が使用するステンレス製ステーボルトはロングナットではなくターンバックルで締結されています。
ターンバックルとは6角のロングナットの様な形状ですが、本体の長さはロングナットに比べて長く、さらに内部に順ネジと逆ネジが切ってあります。
だからこのターンバックルを回すだけでステーボルトの微妙な長さ調整が取付時にでき、パネルタンクのバランスを改善するのです。

内部パネル接合部FRP樹脂ライニング工事が完了して補強材貫通部の穴を開けなおしたところです。
補強材の貫通部も穴が大きくなり、場所によってはクラック(ひび割れ)が発生して、漏水の原因になっていました。
ですから十字部分は四角くFRP樹脂ライニングを張り増しして、より強度を持たせています。これで漏水の要因は完全になくなり、タンクの強度もアップしました。

いよいよ補強材の取り付けです。

次回に続きます。

FRPパネルタンクの内部補強と補強材の取替工事 パート1

貯水タンクの補修事例の前回の続きになります。

このパネルタンクは2槽式で幅3m奥行4m高さ3,5mで42トンの容量があります。
外部は約10年おきくらいに定期的に塗装が施してあり、特に問題ありませんでした。
しかしパネルの接合部と内部補強材の貫通部から、漏水が発生していました。
パネルの接合部パッキンの経年劣化が原因で、漏水は発生しているのですが、問題はもっと別のところにもあります。

水槽の高さが3.5mもあるため、水頭圧(ヘッド圧)が非常に高いのです。
水頭圧とは水位が高いほど強くなる水の圧力の事で、当然、水槽にかかる水圧の負担はタンクの高さが高いほど大きくなる訳です。

今回の工事では、内部パネル接合部FRP樹脂ライニング工事にプラスして内部補強材の取り替えを行います。

その理由は、タンク設置後十数年が経過して、水頭圧(ヘッド圧)からパネルを守る役目を果してきた内部補強材(ステンレス製ステーボルト)が伸びてきて、タンク全体のバランスを崩してしまっています。

これが原因で至る所から漏水しているのです。

施工をするFRPパネルタンクの全景です。

今回の工事は1日の断水で出来る工事ではありませんので、仮設給水を施します。
施工対象となるFRPパネルタンクのすぐ傍に仮設のパネルタンクを設置します。

その仮設タンクの設置ですが、まず足付き架台を組み立てパネルを並べて行きます。
これが底部分のパネルになります。

次に側面部のパネルを順次組み立てて行きます。
中央の作業員が手に持っているのがパネル接合部のパッキンです。
とても柔らかくて弾力があります。これがパネルの接合部の水圧の微妙な膨張・収縮の動きにに追従して、止水も役目を果しています。
古いパネルタンクは多くはこのパッキンが硬く弾力もなくなり、動きに追従できなくなり、漏水が発生する訳です。

施工対象のFRPパネルタンクには周りに足場を作り、飛散防止ネット設置して行きます。
今回の工事では内部補強材(ステンレス製ステーボルト)を交換するんですが、経年劣化でナット部分が焼き付いて、切断工具で切らないと外せません。
その際やはり足場は必要ですし、切断中の火花や埃が近隣に飛ばないように飛散防止ネットを設置しています。

次に組みあがった仮設タンクに飲料水の導入管と加圧給水ポンプへの給水管設置して行きます。

配管は邪魔にならないところに敷設し、ポンプ室の出入り口は仮設のドアを設置して配管だけが通るようにします。

仮設タンクの内部を清掃消毒して、水を張ります。
施工対象のFRPパネルタンクから仮設タンクの配管に切り替えをします。
その後、各ご家庭の蛇口からいつも通りお水が出ているかを確認してから施工対象のFRPパネルタンクの水を排水します。

いよいよ本来目的とする工事の始まりです。

この続きは次回へ・・・