きんぱね関西株式会社|きんぱね関東株式会社

昭和51年の創業以来、特に貯水槽の再生・補修工事、メンテナンス業務において多くの実績を積み重ねているきんぱねのブログ

2011 年 9 月 のアーカイブ

FRPパネルタンクの漏水のメカニズム

2011 年 9 月 15 日 木曜日

FRPパネルタンクになぜ漏水が発生するのか再考したいと思います

FRPパネルタンクはFRPパネル1枚1枚ををボルトで締結し その接合部には止水の為に弾力のあるパッキンを挟み込んでいます
ボルトは一定のトルクで締結されておりパネル接合部にはパッキンが挟み込まれる隙間がある訳です

この図はFRPパネルタンクの接合部の断面です
通常の状態ではボルトを支点としてバランスが保たれています
満水時はタンクの水位が上昇しタンクを外に広げようとする応力がかかります するとボルトを支点に接合部の内側が広がり外側が狭まります
減水時はタンクの水位が下降しタンクが内に戻ろうとする応力が勝ります するとボルトを支点に接合部の内側が狭まり外側が広がります

貯水タンクは水位の上下が必ずあります つまりこの動作が何千何万回と繰り返されることになります
挟み込まれているパッキンはシリコンゴムであったりウレタンゴムであったりとタンクメーカーに素材の違いはありますが基本的には非常に弾力のあるものです
パッキンは何千回何万回と繰り返されるパネル接合部の動作に追従し止水と言う役目を果たすのです
しかし年月を経ることによりパッキンが硬化してこの動きに追従出来なくなり押し出されたりあるいは押しつぶされたままになり接合部に隙間が出来て漏水が発生するのです

漏水が発生したからと言って漏水している近辺の締結ボルトを増し締めしたりされていることがよくあります 
一時的には漏水は止まるかもしれません しかし逆に一定のトルクで締められているボルトを増し締めする事によりパネルタンク全体のバランスが崩れ数日後によりいっそう漏水が酷くなります

コンクリート製貯水タンク(RC製貯水槽)内部FRP樹脂ライニング工事

2011 年 9 月 5 日 月曜日

コンクリート製貯水タンク(RC製貯水槽)内部FRP樹脂ライニング工事の作業工程について説明いたします


        清掃及び下地処理

排水バルブや排水ポンプを使いタンク内の水を排水します
高圧洗浄機でタンク内部全面を洗浄します
汚れと共にコンクリートの劣化した砂も除去します
洗浄後タンク内部の残水は残水処理器を用い完全に排水します
ダクトファンを用い外気をタンク内部に送り込み十分に乾燥させます
タンク内部に浮き錆やクラック(ひび割れ)があった場合は別途下地調整をします


         プライマー処理

FRP樹脂ライニングの接着力を高めるために専用のプライマーを塗布して行きます
またコンクリート表面を固め砂の流出を食い止める効果もあります


           パテ処理

施工面の凸凹を無くす為に樹脂パテを使用しコテで平滑に仕上げていきます
樹脂パテは直ぐに硬化が始まるので速やかにFRP樹脂ライニング(積層)工程に入らないといけません


      FRP樹脂ライニング(積層)

ローラー刷毛で施工面にポリエステル樹脂(PTエステル)を塗布し その上にガラスマット(チョップストランドマット♯450)を貼り付け さらにその上にポリエステル樹脂(PTエステル)を含浸して行きます
この作業を3回(3プライ)繰り返し積層します
ポリエステル樹脂は含浸した時から硬化が始まるので速やかに積層をして行きます
積層面が硬化するまでに次の積層をして行くのです これを一般的にウェット&ウェット工法と呼びます


   FRP樹脂ライニング(脱泡及び接着)

3重積層(3プライ)されたFRP樹脂ライニング層を脱泡ローラーで押さえ積層面の気泡を抜き接着していきます


      FRP樹脂ライニング(硬化)

ダクトファンでタンク内部を排気しながら硬化させていきます
冬季等所定の硬化温度に満たない場合はジェットヒーターを使用し温風を送り込みます


       PTSトップコート塗布

撥水性・防汚に優れたPTSトップコートブルーを施工面全体に塗布します
1回目塗布後FRP樹脂ライニングのバリ等がないか確認し バリがあった場合はバリを除去し下地調整をします
そして2回目塗布します その後ダクトファンで排気をしながら完全硬化させます


         清掃・消毒作業

高圧洗浄機でタンク内部を洗浄します
次亜塩素酸ナトリウム60ppm溶液を噴霧してタンク内部を消毒しその後高圧洗浄機で洗い流し残水を完全に排水します


            施工後

施工後の状態です
コンクリートタンクの中にもうひとつFRPタンクが出来た複合構造です

満水まで水張りをして以上がない事を確認して完成です

【FRP製樹脂ライニング工法の主な特徴】

①他のいかなる改修工法に比較して、最も耐久性が優れています
②コンクリートとFRP樹脂ライニングとの間に特殊プライマーと樹脂パテを使用する事によって、剥離やクラック等が発生しません
③既設コンクリート躯体の表面に沿ってライニングを施すため水槽容量が変化せず、従来通りの貯水を確保できます
④撥水性のあるトップコート樹脂を用いて完全平滑仕上げをするため汚れが付着しにくく清掃が容易で飲料水を衛生的に保つことができます


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