貯水槽事業FRP製パネル水槽リフレッシュ工事

貯水槽事業のイメージ画像

PTSサプライマーによるリユース工法

PTSサプライマー(FRPノンサンディング・プライマー)を使用

当社が開発したPTSサプライマーは、安易に取り替えられていたFRP製品を、製造時の強度よりも再生・強度復元化、ローコストで貯水能力を確かなものにします。
そして、社会的にはFRP製品の産業廃棄物化を大幅に削減する役割を果たします。

耐用年数の過ぎたFRP製貯水タンクは次で説明する様な様々な劣化が起こってきます。水槽内外からFRPで補強・復元・劣化防止コーティングを施すことにより新品以上に、安全な貯水槽にリフレッシュします。


FRP製品とは、Fiber-Reinforced Plasticsの略称で、ガラス繊維などの繊維をプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料のことです。Fiberはほとんどがガラス繊維であり、Plasticsはポリエステル樹脂を指している場合が一般的です。

FRP製品は
安価・軽量で耐久性がよいこと、金属材料よりも比強度が大きく、軽量化が可能なこと、腐食しにくいこと、保温性がよいこと
から貯水槽の素材として大きな割合を占めています。 しかし溶解が困難で、しかも焼却することも難しいため、廃棄されたFRPはほとんど埋め立て処理されて、処理のやっかいな産業廃棄物とされています。


FRP製パネル水槽の各種劣化


FRP製パネル水槽劣化原因

紫外線や熱・風雨による劣化対策

FRP製品の耐久性は半永久的であるとされていましたが、実際には太陽光による紫外線や熱、風雨等により確実に劣化して行きます

詳細へ

屋外設置FRP製パネル劣化防止コーティング工事施工前施工後

耐光性・耐久性・耐汚染性に優れた専用の塗料(リユースTコート)でコーティングすれば、水槽の飲料水を冷たく保ち、劣化の進行を防ぎ美しい外観が得られます。

  • 施工手順
  • 施工手順
  • 施工手順
  • 施工手順
  • 施工手順

FRP製パネル水槽劣化原因

気相部ボルトの腐食

気相部のボルト(天井部の組立ボルト)の錆が進行すると、 わずかな衝撃で錆片や錆汁が貯水へ落下し、汚染する危険性があります。

詳細へ

屋外設置FRP製パネル劣化防止コーティング工事施工前施工後

水槽に給水された水は、給水時に遊離酸素が分離し、ガス化して気相部に滞留濃縮します。
この塩素ガスが気化した水蒸気の結露によって、鉄部分に付着した水滴の中に溶解し、錆による腐食を進行させます。
錆びたボルトに防錆キャップを取りつける事で、錆の進行を完全に防ぎ、錆片・錆汁の飲料水への落下も完全になくなります。

  • 防錆キャップ取付手順1
  • 防錆キャップ取付手順2
  • 防錆キャップ取付手順3


パネル接合部のパッキンの劣化によるクラック

パネル接合部のパッキンの劣化によるクラック

漏水を見つけたら早急に修理が必要です。FRPパネル接合部からの漏水を放置すると、水道料金を無駄にするばかりでなく、補強部材やタンク架台の腐食等が誘発され、より重大な事故(水槽の破裂)の誘因となります

詳細へ

FRP製パネルタンクは水の出入りがあることで、常に水圧の負荷により膨張・収縮を繰り返しています。
その時にFRPのパネル接合部は、わずかですが、水圧の上下により微妙な変動が生じ、この動きが繰り返すことになります。

FRP製パネルタンクは、止水のためにこの動きに追従できる弾力のあるパッキンをパネル接合部に挟み込んでいます。しかし、設置後、年数を経る事でこのパッキンの弾力がなくなり、パネル接合部から漏水が発生します。


FRPパネル接合部より漏水している場合に、底・側面のパネル接合部の全てを内部からハンドレイアップ工法により、ガラスマット3枚積層による接合部FRP樹脂ライニング工事を施します。
これにより、パネル接合部をライニングすることでタンク内部が一体になるので、完全防水となり、水槽強度も大幅にアップします。
接着面にサプライマーを塗布するだけでFRP樹脂ライニングが可能になりました。
しかも分子結合で旧素地と接着するので、サンディング工法よりも強い接着力で補強します。

  • 施工手順
  • 施工手順
  • 施工手順
  • 施工手順
  • 施工手順

FRP製パネル水槽劣化原因

天板の樹脂とガラス繊維の露出対策

FRPパネルタンクの特に外部天井部は太陽光による紫外線や熱・風雨により、確実に劣化していきます

詳細へ

屋外設置FRP製パネル劣化防止コーティング工事施工前施工後

FRPパネルタンクの外部天井部が劣化すると、FRPパネルの補強母材であるガラス繊維が露出して、キラキラ光って見えてきます。

さらに、劣化が進行するとガラス繊維が飛散し、天井の上に乗ると強度の低下からフワフワし、場合によっては踏み抜いたりします。
また、天井部パネルの接合部パッキンも劣化し、弾力がなくなり、槽内へ雨水が入ったりします。FRPで補強する事により、強度のアップを図り槽内への雨水の浸入も防ぎます。

 

ページトップへ戻る